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【Python】素因数分解【SymPy】

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素因数分解

今回は Python で素因数分解をしてみます。

目次

素因数分解とは

Wikipedia によると素因数分解とは、

素因数分解 (そいんすうぶんかい、英: prime factorization) とは、ある正の整数を素数の積の形で表すことである。

素因数分解には次のような性質がある。

・任意の正の整数に対して、素因数分解はただ 1 通りに決定する(素因数分解の一意性)。

・素因数分解の結果から、正の約数やその個数、総和などを求めることができる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A0%E5%9B%A0%E6%95%B0%E5%88%86%E8%A7%A3

とあります。

正の整数を素数に分解するということですね。

ウィキペディアにもありますが、「48」を素因数分解すると、

となります。

Python で素因数分解をするには、SymPy というライブラリを使う方法が簡単です。

SymPy は、公式サイトの説明を和訳すると、

SymPy は記号数学のための Python ライブラリです。SymPy は全機能を備えた計算機代数システム(CAS)を目指していますが、理解しやすく簡単に拡張できるように、コードはできるだけシンプルに保っています。SymPy は完全に Python で書かれています。

https://www.sympy.org/en/index.html

とのことです。

インストール

SymPy は外部ライブラリなので、pip 等でインストールが必要です。

pip install sympy

SimPy という似た名前のライブラリもあるので、間違えないように気をつけてください。
今回使用するライブラリは SymPyです。

Google Colaboratory にはデフォルトで SymPy がインストールされています。

SymPyで素因数分解してみる

それでは本題の素因数分解をしてみます。

まずはウィキペディアにもあった「48」を素因数分解してみます。

素因数分解には SymPy の factorint()関数を使います。

import sympy

pf_48 = sympy.factorint(48)

print(pf_48)
上記コードの実行結果
{2: 4, 3: 1}

factorint()関数は結果を辞書(dict)形式で返します。

key が素数、value が key の素数を積算する回数になっていて、

「48」を素因数分解すると「2 × 2 × 2 × 2 × 3」となり、「24×3」となります。

「100」、「113」、「12321」を素因数分解すると、次のようになります。

import sympy

print(sympy.factorint(100))
print(sympy.factorint(113))
print(sympy.factorint(12321))
上記コードの実行結果
{2: 2, 5: 2}
{113: 1}
{3: 2, 37: 2}

簡単ですね。

「123212321232123212321」などの非常に大きな値でも一瞬で計算してくれるので、

Python で素因数分解をしたい時は SymPy がオススメです。

Google Colaboratory

本記事に掲載しているコードは Google Colaboratory で動作を確認しています。

下記リンクからアクセスして、ご自身の Google ドライブにコピーしていただければ、すぐに実行できます。

環境構築の不要な Google が提供している Web サービスなので、Python を学習中の方にはオススメです。

おわりに

今回は、

SymPy というライブラリを使用して、Python で素因数分解をする方法

をご紹介しました。

SymPy はほとんど使用したことが無かったのですが、方程式を解いたり、微分・積分ができるようなので、また触れる機会があれば紹介したいと思います。

以上です。

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